Rec.では、スタジオとお客の間で、データのやり取りが必要となる。
1. はじめに
- 現在の音楽は、ほぼデジタルデータ化されている。
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- オーディオCD(市販プレス品、CD-R書込)
- MP3(ダウンロードや配信・通信)
- MP4(動画、ダウンロードや配信・通信)
- データCD-R、データDVD
- WAVEデータ(レコーディング)
- MIDIデータ(レコーディング、打込み)
- Rec.期間中は、スタジオとのお客様の間でデータをやり取りをする必要がある。
- そこで以下のような一般的な知識は、知人やネットの助けを借りて覚えてほしい。
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- メール、SNSでの申込み、連絡、打合せ。
- 資料、データ転送・受信。
- クラウドを使ったデータ受渡し。
- CD-RやUSBの読書き操作。
- PC関連が苦手な方でも、以下の太字の部分だけは理解してほしい。
2. 共通の注意点
- 使うDAWソフトが違う相手と、互換が保てることを意識してデータを準備。
- ミックスを依頼するなら、トラック別にデータを準備する。
- スタート位置を合わせる。
- スタート位置に無音部分を作る。
- データの端は、BPMの目盛りに揃える。
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BPMの変化は、テンポトラックの付加されたMIDIトラックを作る。
受け側で再設定の苦労無し(ダミー、演奏無しで良い)。 - パンチイン、パンチアウト部分は、結合する。
3. リージョンの整理、結合
- トラックの上の、「音声データ」や「MIDIデータ」の塊(かたまり)をリージョンという。
- リージョンは、部分的に録り直すことで、複数に分割されてしまう。
- 他者とデータのやり取りをする場合、分割されたリージョンを、曲の最初から最後まで1つに結合して渡す必要がある。さもないと受取る側のDAWで読込んだ際に、リージョン位置関係がめちゃくちゃになる。
- 結合する際は、各トラックのリージョンの最初の位置が合うようにすること。また、時間軸やBPMに配慮することを忘れてはならない。
- Sleepfreaks DTMスクール様の動画を引用させていただきます。
4. 音声データの注意
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データ形式はWAVE。
96kHz、24bit または
48kHz、24bit。 - WAVEファイルの拡張子は「.wav」。
- ガイドのデータ形式はMP3で可。
6. ドラムのズレの修正
- 試算例以外に追加時間が必要ですが、ご検討ください。
- ドラムのリズムのズレをある程度、修正可能。
- メトロノームに合わせて叩けず、リズムがズレたままだと、その後のパートはズレたリズムに合わせて録らなければならず、仕上がりが悪くなる。
- 所要時間は、1パートにつき1~1.5時間。
7. ヴォーカルの音程修正
- 試算例以外に追加時間が必要ですが、ご検討ください。
- ヴォーカルやコーラスの音程のズレをある程度、修正可能。
- 所要時間は、1パートにつき1~1.5時間。
8. CD-Rの書込形式
9. Rec.後のデータについて
- データ形式はWAVE。
- ミックスは、48k~96kHz、24bit
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(プリ)マスタリングは44.1kHz、16bit
PCで音声CD-Rを作成可能。 -
CDをプレスするなら別業者へ。
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- DDPファイル作成可能な業者
- プレス業者
- 希望でMP3にも変換。
10. データの受渡し方法
- 受渡しは、クラウドやUSBメモリ、CD-Rで。
- クラウドならDropbox(Basic、無料)推奨。
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- Dropboxの説明はネットで検索を。
- ホルダを作成。ホルダ名はスタジオが整理・検索しやすいような名前にしてほしい。例えば、太郎さんなら名称は「x_taro」。
- 当スタジオとホルダを共有(招待メール)。
- PDF資料(譜面、進行表等)はメール転送でもOK。
- データの圧縮は勧めません。
- ファイル転送サービスは勧めません。
- 渡す前にはウイルス対策ソフトでチェックを。